最新のアンケート調査について
認定NPO法人フードバンク山梨は、新型コロナウイルスの影響で困窮した世帯にアンケート調査を実施しました。
当団体では、2月末の休校措置以降、困窮世帯からの支援要請が急増したため緊急の食料支援を実施しました。支援を行った世帯からは、支出の増加や収入の減少により生活状況が苦しくなった、という声が届きました。
このような声を受け、新型コロナウイルス問題の困窮世帯への影響を明らかにすることを目的にアンケート調査を実施しました。本調査では、食費の負担増や就労収入の減少などが明らかになりました。
調査の概要
調査対象:本人からの申し出により緊急支援を行った、就学援助を受けている56世帯
調査期間:2020年3月24日(火)、25日(水)
調査の要点
- 最も多かった就労状況への影響は勤務時間や収入の減少でした
- テレワークに移行した回答者は0%でした
- テレワークに移行できない職種で休職や勤務時間が減少し、生活がさらに困難になりました
- 休校に伴う家計への影響は、支出が増加した世帯は全体の86%、収入が減少した世帯は全体の41%でした
- 支出増加理由の90%は「食費の増加」でした
- 収入減少理由の68%は「休職・勤務時間を減らした」でした
- 現在困っていることの有無に「ある」と回答したのは69%で、具体的な内容は「お金」、
「子どもの学力の低下」、「仕事に関すること」、「精神的な不安」でした
今後の予定
- 4月中の第3弾緊急食料支援
- 5月「乳幼児応援プロジェクト」の実施
- 広域的な食料支援の実施に向け全県下の自治体との連携と拠点作り
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