第16回定期総会を開催しました

認定特定非営利活動法人フードバンク山梨の第16回総会を、5/22(水)に山梨フードバンクセンターで開催しました。

正会員50名に対し、委任状提出を含め、会員45名が出席し、ライブ配信に3名の会員が参加しました。
2023年度事業活動報告・活動決算報告・監査報告について審議され、承認されましたことをご報告します。


【開会にあたっての理事長ご挨拶】

設立より15年を迎えました。
地域に新たな縁を築くために、これからも皆様と共に

「フードバンク山梨」は、地域の皆様の温かいご支援と協力のおかげで、昨年無事15周年を迎えることができました。しかしながら、今年は2024年の元旦に発生した能登半島地震により、波乱の幕開けとなりました。
また、物価の上昇は当法人が支援するシングルマザーなど低所得層に大きな影響を与えています。
社会は、富の格差が拡大し、豊かな人はより豊かに、貧しい人はより貧しくなっています。
子育て中の家庭からは、「物価高騰でおかず1品だけの日もありますが、フードバンクさんの支援が本当にありがたく、皆様に感謝しながら過ごした1年でした」という声が寄せられています。また、「たくさんの食べ物が入った箱は、まるで宝石箱のように我が家を嬉しい気持ちにしてくれました。子育てが終わったら、私も支援する側になりたいです」との感謝の言葉もあります。さらに、8歳の女の子からは「いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。クリスマスにこういうプレゼントがあるとうれしいです。ありがとうございます 」とのメッセージが寄せられました。

子どもたちからの声は、私たちの活動の原動力となっています。「子どもたちが育った環境にかかわりなく、笑顔でいてほしい」という願いを胸に、フードバンク活動を通じて、助け合いの社会を築き、温かな循環社会を目指しています。
長らく無縁社会とされてきた時代に、新たな縁を築き、地域社会の課題に真摯に取り組むことが求められています。皆様のご意見やアイデアは、私たちの活動をより効果的かつ持続可能なものにするために不可欠です。今後も、地域の皆様と共に歩み、より多くの方々に希望と笑顔を届けるために努めてまいります。
最後に、これまでのご支援に心から感謝申し上げます。フードバンク山梨は、皆様の温かいご支援なしには成り立ちません。今後も、地域の皆様と共に力を合わせてまいります。

認定NPO法人フードバンク山梨 理事長 米山けい子